スプロケット 11T-30T を 13T-30Tに改造

サイクルトレーナーでのポジション出しを終わりにしていよいよ実走に移る。その前にスプロケットとタイヤの交換をした。

ギヤ構成を考える

購入したロードバイクのギヤ構成はフロント52×36、リヤ11-30の11速だ。どう考えてもシニアサイクリストである現在の自分には、52×11や52×12は不要に思われる。別に不要なら使わなければいいし、走れない訳でもないのだからこれで良いと言う考え方もある。でもそこは道楽の世界11T,12Tを省いて、実走でよく使うあたりのギヤを増やしクロスレシオにする。その方が良いと自分は思うのだ。実際今まで乗っていたロードバイクではトップ13Tを使っていた。自分がスポーツタイプの自転車に興味を持った45年くらい前は、ヨーロッパのプロだって52×13だった。時代は進化したものだ。

昔は、ギヤ構成や変速機の組み合わせが自由にできた。それぞれ違うメーカーの物を使う事だってできた。変速がインデックス化し多段かした今は、変速システムとしてセットで使うのが当たり前。それでも
11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30を
13-14-15-16-17-18-19-21-24-27-30に
改造するぐらいは何とかなるのではと思い調べてみた。

改造を具体的に検討する

下のシマノ105のカセットスプロケットの構成図を見て欲しい。

トップ側2枚のギヤが特殊形状、ロー側3枚のギヤはスパイダーアームで固定されているが、その間のギヤは板状のギヤで1枚ずつ交換可能だ。トップギヤ13Tとスペーサー、中間のギヤ(16T,18T)があれば改造可能かなと見当が付く。

番号改造前    改造後部品コード
111S 30A11S 30A11S 30A
211S 27A11S 27A11S 27A
311S 24A11S 24A11S 24A
411S 21D11S 21D11S 21D
511S 19E11S 19E11S 19E
611S 17B11S 18C11S 18D11S 18CY1Y918200
711S 15A11S 17B11S 17C11S 17CY1Y917200
811S 14A11S 16A11S 16B11S 16AY1Y916000
911S 13A11S 15A11S 15A
1011S 12A14T14TY1Z81400D
1111S 11A13T13T手持ち品
ロックリング13T用ロックリング手持ち品
左からロックリング、13T、14T
13T

手持ちのトップ13Tのギヤは10速の物でセカンドギヤ側に突起(→の部分)が有る。その為セカンドの14Tのギヤはその突起を逃げる形状の専用のギヤが必要だ。またロックリングも11用では固定出来ず、少し大きめのロックリングが必要になる。

結局部品コード蘭に記載の有るギヤと、スペーサー1枚をネット通販で購入する事で改造できた。14Tは手持ちも有ったが他のギヤと一体化していて単体で取り出せないので購入した。また、16,17,18は2種類のギアが有るがどちらにするかは、本来使われている前後のギヤを見て見当で決めた。根拠が有る訳ではない。製造終了品のギヤもあったが、まだ補修パーツとしてアマゾンやモノタロウなどでも販売されている。

実際使ってみて

スプロケットの取り付け、その車輪のフレームへの取り付けも問題なく出来た。ただし、フレームに依ってはトップギヤ13が干渉する可能性が有りそうなのでマネする人は注意が必要だ。

当然の話だが、正規の組み合わせではないので変速がスムーズに出来ない事もある。自分には問題ないレベルだが、その辺は感じ方の問題なのでダメだと思う人もいると思う。変速システムがインデックス化する前と比べたらずっと良いと思うが、今やスイッチ操作で変速する電動の時代。それしか知らない人はどう感じるだろうか。

あと、タイヤは今まで使っていたものを使い切るために古いものに交換した。

コメント

タイトルとURLをコピーしました