ロードバイクのタイヤは太めで低圧がいい
前回、ロードバイクを新しくしてから使用したタイヤの変遷をお話しした。そして感じた事は「ワイドリム+太めのタイヤ+低圧がいい」と言う事だった。
よくタイヤやホイールのインプレッションで、グリップ、加速性、転がり抵抗などの違いを細かくレポートした記事が有るが、自分は鈍感な方なのかその違いを明確に感じない事が多い。しかし今回は違いを明確に感じた。
今までは内幅17mmのリムに25Cのタイヤを付けて(実測でもタイヤ幅は25mm)空気圧7barで使っていた。今回まず内幅22mmのリムに25Cタイヤを付けて(実測タイヤ幅は29.5mm) 空気圧6barで使ったところ乗り心地が良くなった。
自分が住んでいる所は道路に段差がよくある。上下水道工事で掘り返した箇所が多かったり、冬寒いので路面の下の土が凍結して膨張し春になって解けて収縮するせいか、春になると道路に穴があく。補修されても段差はできる。
このような道路事情の中で乗り心地の改善はメリットが大きい。現在空気圧はさらに下げて、前輪4.5bar後輪4.8barにしている。それでも転がりを重く感じる事はない。
ロードバイク用タイヤの種類
ロードバイク用のタイヤの種類をおさらいしておく。
リム(ホイール)への付け方で2種類に分かれる。
- チューブラータイヤ
最近は知らない人も多いのではないでしょうか。45年くらい前、自分が初めてロードレーサー(当時はロードバイクと言わなかった)を手に入れた頃はほとんど全部チューブラーだった。今はたぶんレースで使われる事があるだけで、普通のサイクリストで使っている人はほとんどいないと思う。
チューブをタイヤで包んで裏側を縫い合わせた構造で、チューブラー用のリムへリムセメントと言う粘着剤で取り付ける。 - 700Cリム用のタイヤ(リムとタイヤの規格や言い方は複雑なのでこのような表記にしました)
ほとんどのロードバイクで使われているタイヤだと考えて結構です。
2. 700Cリム用のタイヤはさらに3種類に分かれる。
- チューブドタイヤ
チューブを必要とするタイヤ。 - チューブレスタイヤ
チューブを必要としないタイヤ(車やオートバイのタイヤはほとんどチューブレス)
チューブレスタイヤ対応のリム(リムの部分から空気漏れしない)を使う必要がある。 - チューブレスレディタイヤ
チューブレスタイヤだが空気の保持力が弱く、シーラント(空気の漏れを防ぐ物)を必要とするタイヤ
チューブレスタイヤ対応のリム(リムの部分から空気漏れしない)を使う必要がある。
ネットなどを見るとチューブドタイヤの事をクリンチャータイヤと言っているようだが、クリンチャー(clincher)の本来の意味からすれば、チューブレスタイヤだってクリンチャータイヤだと思うのだが。
従って、パンクして穴の開いたチューブレスタイヤにチューブを入れて使う事も、チューブレスレディタイヤにシーラントではなくチューブを入れて使う事も出来る。
最近フックレスリムなる物が登場し、フックレスリム対応、非対応の分け方もある。自転車のリム、タイヤ関係の規格や言い方は本当に複雑だ。
タイヤ選びの前提
ロードバイクのタイヤ選びの前提となる事をリストアップして見た。
- 自分はタイヤの性能(グリップ、転がり抵抗、……)の微妙な違いは判らない
- 700Cリム(内幅22mm、チューブレス対応)に付けて使う
- シーラントは使いたくない
- タイヤ幅は装着後の実測で28mm以上でフレームに当たらない(32mmくらいまでかな)
- タイヤ+チューブ(使う場合)で300g位
- 出来れば購入額で6,000円未満
- 出来ればNew ETRTO対応
- 基本雨の日には乗らない
現状ではチューブドのアジリストからの選択になる
シーラントを使わないとすると選択肢は3つ
- チューブレスタイヤ
- チューブレスレディタイヤ+チューブ
- チューブドタイヤ
チューブレスタイヤは種類が少なく値段も高いので選択から外れる。
チューブレスレディタイヤはチューブドタイヤに比べて値段が高めで、リムへの脱着も以前よりは楽になったとは言えチューブドタイヤの方が楽だ。
となるとチューブドタイヤからの選択になるが、自分は具体的な商品についてあまり詳しくなく、コンチネンタル、ヴィットリア、シュワルベ、IRC、パナレーサーぐらいしか知らない。この中でメーカーとしての上位グレードで値段が6,000円までとなると、パナレーサーのアジリストしかないと思う。
具体的にはアジリストの28Cか30C、耐パンク仕様のアジリストデューロの28Cか30Cで、値段との相談で決めると思う。購入額は必ずしも30Cが28Cより高い訳でもないし、デューロ方がが高い訳でもない。
少しでも安く買うには
自分はタイヤは通販で買っている。通販で買う場合自転車タイヤに限らず、結構値段にバラつきがあるし、買うタイミングに依っても値段が異なる。アマゾンを使う事が多いのだが、PCのブラウザ クロームでKeepa(Amazon Price Tracker)というプラグイン(クローム ウェブ ストアからダウンロード)を使っている。過去の値段の推移が分かるので参考にしている。
タイヤは消耗品なので、次の交換時期を考慮しつつ値段のさがったタイミングで買う事になるだろう。
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