ショップの展示車をワンサイズ小さい事を承知で購入して、まず行った事はサイクルトレーナーにセットしてポジションを出しをする事だった。
ポジション出しの準備
サイクルトレーナーへのセット
自分が持っているサイクルトレーナーはダイレクドライブ方式なので、ロードバイクに付いているカセットスプロケットを外して、それをサイクルトレーナーに取り付けてからロードバイクをセットしなければならずちょっと面倒だった。
購入したロードバイクにはペダルが付いていなかったので、今まで使っていた物(アルテグラPD-6800)をそのまま取り付けた。
このダイレクトドライブ式のサイクルトレーナーについては、後日詳細な使用レポートを書こうと思っている。
サドルを交換
GIANT APPROACHと言うサドルが付いていたが、310gと重いのでサドルも今まで使っていたEC90に取り換えた。
EC90と言うサドルはショートノーズタイプで中国製の安物だが、210gと軽量なので使ってみたところ意外と良かった。サドルは直接体に触れる部分でその使用感は人それぞれ。同じサドルでも良いと言う人もいればダメだと言う人もいる。1年以上使っているが自分には可もなく不可もなしで、この重量でこの値段ならOKだ。
ポジション出し
ポジションの出し方については、いろんな人がいろんな事を言っていて、長年自転車に乗っている自分でも決め手がない。とりあえず前に乗っていたロードバイクを基準にして行う。
サドルの位置決め
- サドルの前後位置と角度を見た目で前のロードバイクと同じ位置に取り付ける。
- 前に計っておいたサドルの高さと同じにセットする。
- 実際に乗ってペダルをまわして確認する。 → 問題なし
- ペダルを水平にして膝がペダル軸の真上になるようサドルの前後位置を調整する。サドルのどの位置に座るか、膝のどの位置で合わせるかですぐ10mmくらいはずれるので、自分はあまり厳密にはせずにアバウトで決めている。
ステムを長い物に交換
買ったままの状態で乗って見るがハンドルが近く感じられる。買った時のステムの長さは90mmなのでまず100mmの物に交換してみる。もう少し長い方がいい気がしたので110mmに交換した。結果110mmの方が良いと感じたので110mmとする。
結局ステムは2本購入することになった。コストを抑えるために中国製の物にした。
仕事をリタイヤすると当然収入もなくなる。年金をもらっているとはいえ以前ほどお金はかけられない。そこで最近は中国製であっても、自分で使えると判断したものは使いコストを抑えている。
トレーナーで時間をかけて微調整
自分の住んでい所は雪はあまり降らないがとても寒い。なのでもともと冬は外をあまり走らずもっぱらトレーナーで乗る。いつも通りに乗りながら、調整できる部分を少し変えながらいろいろ試していく。
実際調整した個所は、
- ステムの高さ
スペーサーの位置を入れ替える事で上げたり下げたりできる。 - ハンドルバーの取り付け角度
角度を変えると、ブレーキのブラケット部分や、ハンドルバーの下を握った時の感じが変わる。
ハンドルバーに対するブレーキの位置も調整可能だが、既にバーテープが巻かれているのであえてそこまではしなかった。 - サドルの角度
少し変えただけでも結構感覚的には変わる。良くサドルは水平にと言われているが、少し前下がりとなった。
半月くらいかけて自分が納得できるまで行った。
ポジション(乗車フォーム)に関しては、走りの目的(レースとかロングライドとかツーリングとか)や乗る人の柔軟性や筋力、……によって変わるものだと思っている。自分は自転車歴は長いが、ポジションは少しずつ変化している。
自分なりのポイントは
- 手足の関節が伸びきらず少し余裕がある
- 背中や肩が反らずむしろアーチ状になる
で、それによりハンドルバーの下を握っても、ブレーキのブラケットを握っても、ペダリングにストレスがないようにしている。(特に上死点、下死点)
ポジションを含めて自転車に関する事は、ちょっと古いが自分として共感できる部分が多いので下記の本を参考にしている。
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