
心拍センサーとの関わり
自分が心拍センサーを最初に使ったのは覚えていない位前の事で、胸ベルト式のセンサーと専用の表示器のセットだった。その後表示器はスピードメーターになり、サイコンになった。サイコンになった頃からANT+やBluetoothの接続となり、異なるメーカーのサイコンやスマホのアプリでも使えるようになり便利になった。その間胸ベルト式の物を使ってきたがいくつか不満がある。
- ロングライドなどで長時間装着しているとお腹の辺りまでずれてしまい計測不能となる。
- つけ忘れてサイクルウエアを着た後付けようとすると苦労する。
- 冬場に付ける時ヒンヤリする。
- 肌が乾燥していると計測しない場合がある。
- 長く使っていると計測値がおかしくなったり計測すらしなくなる。(何回か買い替えた)
ある時スマートウォッチに興味が有って調べて見ると、心拍計測機能も付いていてその計測には光学式センサーが使われている事を知った。それなら光学式の心拍センサーも販売されているだろうと思い探すと、有るには有ったが高価なので安物のスマートウォッチを買って心拍計として使っていた。
しかしスマートウォッチだと心拍データが他の自転車関係のデータと全く別になってしまい、使い勝手が悪いので光学式心拍センサーが安くなるのを待っていた。
心拍センサーには2種類ある
心拍センサーには色々な方式が有るようだが、スポーツで使われる物は大きく2つに分かれる。
- 胸ベルト式の心拍センサー
健康診断などで行う心電図と同じ、心臓が脈拍を打つときに発する電気信号を感知して計測するタイプで胸につけて使用する。 - 光学式心拍センサー
心拍数の読み取り方式が光学式(センサーから光を照射して、血管中のヘモグロビン量の変化を計測)で光の反射で計測するタイプで腕や足に付けて使用する。スマートウォッチの心拍数センサーもこのタイプだ。
心拍センサーに求める精度
精度については検出の原理から言うと胸ベルト式の方が光学式より良いそうだ。でも実際の使用では胸ベルト式でも誤動作でありえない数値になる事は何度も経験したし、光学式センサーのスマートウォッチでも、値が安定している時実際自分で1分間の脈拍を数えて比べたが±2程度しかずれが無かった。
心拍数などこの手の数値は刻一刻と変化する。今表示している値がほんとに今の正確な心拍数だと言えるのか?なので自分は細かい精度にはこだわらないし、あくまでもライドの時に参考とするだけだ。(この点パワー、スピード、距離データも同じだと思っている)
光学式心拍センサー(COOSPO HW807)を使ってみて
と言う訳で、とにかく光学式心拍センサーで出来るだけ安い物を探していて、2023-08-24にAliExpressでCOOSPO HW807を3,693円で購入した。
実際使ってみると、ねらい通り胸ベルト式心拍センサーで不満に思っていた事は解消された。またバッテリーも充電できる物が内臓されていてそれも良かった。長く使うとどうなるかはこれからだが買って良かったと思う。

一つだけ不満がある。装着ベルトのマジックテープ(ベロクロ)のくっ付きが何回も使ったせいか悪くなり、ちょっとした衝撃ではずれてしまうようになってしまった。そこで家にあった手芸裁縫用の幅25mmのゴムベルトに交換した。装着する腕の太さに合わせて長さを決め、センサーへの取り付けは、ベルト取り付け用の穴に通して折り返し接着剤で固定しただけだ。少しゴムで締め付けられる程度で装着するとずれる事もない。ゴムベルトの交換は、古いゴムベルトを切断して新しいゴムベルトをまた付けるしかないが、ゴムの長さも交換の手間も大した事ではないのでこの方式で当分使ってみるつもりだ。
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