計画・準備はこうやった

制約条件、考慮すべき条件の洗い出し

条件をリストアップしてみた。

  • 10日間で走破する
    ツールド空海が10日間だったのでそれに倣いたかった
    1日平均140kmを自転車で毎日走ると言う未知の体験に是非挑戦したかった
  • 可能な限り会社の休日を利用する
    当時はまだ現役で仕事をしていて、仕事の立場上も連続で長い休暇は取りたくなかった
  • 自宅からスタート地点、ゴール地点から自宅への移動は輪行で移動時間を短くする
  • 持ち物は最小限に止め、軽量化、コンパクト化する
  • 自転車での走行は昼間とし、夜間走行はしない
    安全に夜間走行をするにはそれなりの装備が必要となり、重量増につながる
    走りが夜間にまでおよぶと体力的にも続かないと考えた
  • 札所(お寺)を回る順番は札所の番号より自転車で走る都合を優先する
    何番札所から始めても、番号順や逆番号順に巡らなくてもいいらしい
  • 遍路の作法はできるだけ簡略化し、お参りの時間を短縮する
    マイツールド空海では信仰的なものより自転車で走る事を優先した
    当時でも色々な遍路スタイルがあり特に問題ないと判断した

大まかな日程を決定

会社のお盆休みに個人的な休暇をつなげる事で6日~7日間の休みを取り、2012年と2013年の2年をかけて実行する事にした。年末年始休みではなくお盆休みしたのは、夏の方が日がながく走行時間が稼げるし、衣類などの荷物が少なくて済むからだ。

大変だった日々のルート設定

ツールド空海の日々のルートが分かれば楽だったと思うが、インターネットで調べてみてもわからなかった。他に調べる方法も無く、仕方がないので自分で作成するしかなかった。

それでも、インターネット上の歩き遍路や自転車での遍路情報を参考に、PCの地図ソフトを使って試行錯誤を繰り返す事で時間はかかったものの、1年目5日間、2年目6日間をかけ総走行距離1300km弱のルートを決めた。

ルート設定に当たって考慮した事は、

  • 1日の走行距離が140㎞以下、獲得標高が1500m以下とする
  • 走行時間、お参りにかかる時間、その他食事や休息時間などの合計が12時間以内とする
    必要な走行時間は下記の基準を使って計算し、お参りにかける時間は最低10分とした
下り坂25km/h
0%~3%の上り坂20km/h
3%~5%の上り坂15km/h
5%~7%の上り坂10km/h
7%~10%の上り坂7km/h
10%を超えるの上り坂5km/h

実行に向けて具体的準備開始

日々のルートが決まったので、後は詳細日程の作成、宿の手配などの作業や、自転車、装備品、持ち物などの準備を始めた。これらは事務的に出来る事が多く順調に進んだ。

もう一つ重要な準備があった。それは決めたコースと日程をこなすための体力づくりと言うか、トレーニング。コースを決める過程でわかった事だが、山の高い場所に在る札所も多く、急こう配の上り坂も多い。5日連続で夏の炎天下を走るにはハードなコースなのだ。週末の休みはトレーニングに当てた。

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